#ケンティータイムおめでとう
中島健人くん、「Ken Tea Time」1000回更新達成おめでとうございます!
2016年の発足以降、ケンティが絶えず更新し続けた結果として、1000回更新という大きな数字を達成できたことが本当に嬉しい。映画やドラマの撮影で多忙でも、ツアー中でも、オフの日でも、どんなときも毎日更新してくれて本当にありがとう。どんなに毎日がしんどくても1日の終わりに「Ken Tea Time」を読んだら自然に笑顔になれたことが何度もあったし、何度も救われました。
そんな大好きな「Ken Tea Time」の記念すべき日に「Ken Tea Time」の凄さについてエントリーを残しておきたいと思います。
みなさん突然ですが「ファンベース」という言葉はご存知でしょうか?
ファンベースとは、ファンを大切にしファンをベースにして(ベースには土台や支持母体の意味があります)、企業や商品の持つ価値や売上げを中長期的に伸ばしていこうとする考え方です。
僕はファンのことを、企業や商品の持つさまざまな価値を支持している人と定義しています。実は、彼らこそが企業の売上を支える大黒柱であり、「上位2割の顧客が、売り上げの8割を支える」という、いわゆる「パレートの法則」を当てはめることができます。
実際、さまざまな業界の事例を調査してみました。数字に多少のバラつきはあったとしても、多くの商品やサービスにこの法則が合致しています。つまり売上の大半を支えるファンを大切にすることこそが、収益の安定化とさらなる成長への第一歩となるわけです。
マーケティングの考え方のひとつなんですが、簡単に言えば「人口減少・高齢化が進む中で新規顧客を獲得するのは難しい。だから新規顧客を増やすよりも、既存のファンを離さないことが大切だよ」って内容の話です。詳細は著書や著者・佐藤尚之(さとなお) さんのインタビュー記事を読んでいただければわかるかなと思います。
それがなんで「Ken Tea Time」の凄さに繋がるのかっていう話なんですが、わたしこの本をお仕事の関係で読んだときに「中島健人のことじゃねぇか!!!!!」って目からうろこだったんですよ。こんなモデルケース存在する?????って。もちろん企業の話なので全部が全部当てはまるわけではないけど「新規のファンを獲得すること以上に、既存のファンを大切にしている」というのはケンティの「Ken Tea Time」の取り組みに繋がるところはあるのではないかなと思います。
中島健人さんはアイドル・中島健人あるいははSexy Zoneという企業の良さを中長期的に伸ばしていこうとしているのかもしれません。
公式SNSを持てない時代の寵児
現在Sexy ZoneはTwitterやInstagramなどのSNSアカウントを公式で所持していません。
今ではYouTubeやInstagramの公式アカウント(チャンネル)をジャニーズのタレントたちが持てる時代になりましたが、そもそもジャニーズはSNSを含むデジタルマーケティングに弱く、肖像権が厳しいためネットに顔写真が掲載されることすらあまりありませんでした。
そんな彼らが唯一ファンとネットで繋がる場所として持っていたのが「Johnny's web*1」内のブログであり、そしてそのうちのひとつが中島健人さんの個人ブログ「Ken Tea Time」です。
つまりファン以外が見ることのできないかなり閉ざされた環境にあるため、ブログといえどアメブロやTwitter、Instagramと比較すると一般人の目に留まる機会もなければ、RTやいいねでバズったりすることもほとんどなかったのです。
しかし中島健人さんは「#KTT」というハッシュタグを生み出し、このハッシュタグをつけてみんなでこのブログを広げてほしいと投稿。これによりTwitterやInstagramを本人が使えなくても、中島健人さんの思いはハッシュタグとファンを通じて世界に繋がることとなりました。
また「#KTT」はファンしか知りえないハッシュタグなので、TwitterやInstagramと違い直接的に中島健人さんに攻撃できないのでそれによってアンチやネガティブな意見へのリスクヘッジになっているのもすごいなと思います。公式SNSがないことを嘆くのではなく、ファンサイトの連載の中でできることを中島健人さんは生み出し、それをここまでファンとともに育て上げたのです。
#KTTが生み出した、新たな価値と信頼関係
①「共感」を強くする
ファンの言葉を傾聴し、フォーカスする
ファンであることに自信を持ってもらう
ファンを喜ばせる。新規顧客より優先する
「#KTT」は先述しましたが「Ken Tea Time」や中島健人さんに関わるSNSの投稿にファンが使用するハッシュタグです。
「#KTT」以外にも冠番組や特別なイベントがあるときは「トレンド入りさせてほしい」「一緒に盛り上がろう」とオリジナルのハッシュタグを投稿記事にファンに向けて発信してます。*2
ファンレターよりも気軽でクイックにリアルタイムで中島健人さんへのポジティブなメッセージをファンであるわたし達が送れるツールとしてもこのハッシュタグは機能しています。
「ファンを大切にする」とは、「常連客に喜ばれるお店作りをすること」と似ています。
ここで肝心なのは、常連客をたくさん増やそうとして、八方美人なお店作りをしないこと。
それでは今いる常連客たちの心が離れてしまいます。むしろ大切になるのは、すでにファンである彼らの声を傾聴することです。
彼らが「リラックスできるお店」と評価しているなら、「どうすればもっとリラックスしてもらえるか」に知恵を絞ります。その上でほかにも無数にある「リラックスできるお店」とは異なる「他と代えがたい存在」になることを目指していきます。
そしてそれと同時に、このハッシュタグは中島健人さん本人が気軽にクイックにリアルタイムでファンの声を傾聴するためのツールでもあるのです。だからこそ中島健人さんはファンがハッシュタグをつけて投稿したことに対して早ければ翌日の「Ken Tea Time」で投稿しているし、トレンド入り喜びの気持ちを私たちファンに報告することができる。その投稿を見てファンである私たちは「ケンティはきちんと見ていてくれる」と中島健人さんへの信頼を高めるし、逆に中島健人さんも「ちゃんと自分の思いをくんで投稿してくれている」とファンを信頼してくれます。それによって中島健人さんとわたしたちには唯一無二の信頼関係が生まれ、「#KTT」ハッシュタグ以上の価値が生まれているのです。
ハッシュタグとそれをトレンド入りさせることの意味
②「愛着」を強くする
商品にストーリーやドラマを纏わせる
ファンとの接点を大切にし、改善する
ファンが参加できる場所を増やし、活気づける
ハッシュタグがトレンド入りすることによって、そのハッシュタグにはドラマやストーリーが生まれます。
例としてあげるとすれば、冠番組が放映されるときに「#Sexy冠」をトレンド入りさせたいとテレビを見ながらそのハッシュタグをトレンド入りさせようとファンが沢山のツイートしたことで、ハッシュタグは見事トレンド入りを果たし翌日にそれに対して中島健人さんが愛をありがとうと投稿して喜んでくれたのもまたひとつのドラマです。
それによりファンも番組に参加することができ、活気が生まれ、今ではわざわざ言及しなくてもファンが自主的にツイートするようになり、それは今も熱狂を生んでいます。
ファン同士のコミュニティの醸成
ファン同士が語り合ううちに、ファンは商品のどこに魅力を感じているのかを言葉にできるようになります。その言葉に耳を傾けると「こんなところが評価されていたのか」と、開発者でも驚くような発見が必ずあるものです。
さらに「#KTT」はファンのコミュニティにそのものになっているのもすごい。そのハッシュタグを通してネット上でファン同士の交流が生まれているし、そのファンの投稿を見ること(語り合うこと)で上記の引用のように、より明確に中島健人さんの良さを、Sexy Zoneの良さを言語化できるようになっていく。
ファン同士が交流する場所を作ることでまたその熱狂が伝播していくのだと思います。
ファンが新たなファンを作ってくれる
ファンの口コミによって情報を届けます。情報過多の時代において、人々が最も信頼を寄せるのは「価値観の近い友人の言葉」です。あるファンの「この映画が大好き」という言葉は、周りの価値観が近い友人たちに大きな影響を及ぼします。
「#KTT」で検索すると中島健人さんのファンの投稿を一同に見ることができます。このハッシュタグがトレンド入りをして、気になった人がなんだろうと思ってタップすると、ものすごい中島健人さんへの愛にあふれた投稿に触れることができるんですよ。これってものすごい質の良い口コミのひとつだと思うんです。
トレンド入りじゃなくても「最近中島健人さんが気になるなぁ」と思って検索して「#KTT」にたどり着いた人が自分と価値観の似た人たちが「中島健人さんは最高!!!!!」って呟いていたらますます気になるし、ファンの人がそれほどの熱量で呟いていたらその熱狂は伝播して、ハマってしまうに違いない。そういう口コミという役割もこのハッシュタグやそれをトレンド入りさせることにはあるんじゃないかなと思っています。
ファンを大事にするという姿勢
③「信頼」を強くする
それは誠実なやり方か、自分に問いかける
本業を細部まで見せ、丁寧に紹介する
社員の信頼を大切にし「最強のファン」にする
中島健人さんに限らず、Sexy Zoneのファンをしていて感じるのは「大切にされているな」ということです。以前中島健人さんが「ファンファースト」とザ少年倶楽部で発言したこともありましたが、そういう精神を全員から常に感じます。
だからこそSexy Zoneを信頼しているし、ファンでよかったなと何度も思ったし、応援したいなと思わせてもらっています。
最近であればファンクラブ会報がメンバー主導になって各メンバーがかわりばんこで編集長を務め会報を作成しています。面付けなどを決める会議にも参加し、写真撮影に立ちあい、編集長であるメンバーは自分以外のメンバーのページにも関りがあるのでとても大変だと思います。ただでさえ多忙な中で私たちファンを喜ばせるために時間や知恵を割いてくれることは身に余る光栄で、そんな姿勢が見えるからSexy Zoneをこれからも応援したいと思えるんだなぁと私は思います。
「SexyZone」と検索欄に入れると「売れない」などネガティブなワードがサジェストされることがあります。
でも中島健人さんの#KTTや「Ken Tea Time」での取り組みを見ていると彼らはもっと先々を見ていて、今いるファンを大切にすることで自分たちの価値を高めているのだと思います。これらの取り組みはたしかに今日明日で成果が出るわけではありません。でもこれから彼らがやってきたことは確実に身になって、わたしたちをSexy時代へ連れてってくれると信じています。
そんなファンベースが根付いた最強で最高のアイドルSexy Zoneの17枚目のダブルエーサイドシングル「麒麟の子/Honey Honey」が10月23日に発売されます!!!!!
これをきっかけに気になった人がいたらぜひこちらもよろしくおねがいします!Sexy Zoneは最高だぞ!!!!!