わたしとかみさま

アイドルは夢と希望、ときどき、現実

それはなんて青春

関西ジャニーズJr.から1人のアイドルが旅立っていった。

 
大阪松竹座で公演中だった"関西ジャニーズJr. 春休みスペシャルShow"が千秋楽を終えたその後。Twitterのタイムラインを流れるコンサートレポで彼の卒業が杞憂に終わらなかったことを知る。
彼が卒業するのではないかという憶測は以前から飛び交っていたし、もちろんそう勘ぐるような事が続いたのも事実だった。去年の夏から彼はファンに知られる事なく大きな決断をしていたのだと、彼のアイドルとしての優しい嘘にこの日まで騙されていたことに気づく。
 
ジャニーズJr.というのはアイドルの中でも非常に不思議な存在だと思う。
例えば女子アイドルは卒業をすることになったら卒業宣言をして、卒業コンサートをしてファンとアイドルで卒業を共有する。
でもジャニーズJr.はものすごくテレビの露出をして数多くのステージに立つような人気も実力がある子でさえ、気づいたらいなくなってるということが殆どだ。ジャニーズwebから名前がなくなる、ジャニーズSHOPから写真が消える、Twitterがはじまる、そうしてようやくその子が人知れずに辞めていった事実を目の当たりにする。いくらたくさんのファンを抱えてもジャニーズJr.がファンと卒業を共有するということは稀有*1だ。
 
でも今回のステージは卒業する、金内柊真のためのステージだった。
まいど!ジャ〜ニーで共演を続けたメンバーはもちろん多くの仲間が彼のために泣いていたというレポートを多く見つけた。彼はファンと卒業を共有し温かい仲間に見送られ、自分の言葉で最後を飾ることができた。
彼がそれを許されたのはその日まで彼が関西ジャニーズJr.として愛されたことの表れであり、努力の賜物なのだと思う。
突然最初からいなかったかのように消えてくのが当然の中で最後の姿を見ることができ、卒業を共有できたファンは本当に幸せだと思う。
最後まで金内柊真はとても真摯なアイドルだった。
 
 
彼の儚くて尊く美しい幕引きはジャニーズJr.を応援していくうえでたくさんのことを考えさせられる。
いつか今の関西ジャニーズJr.が彼が思い描いた姿に近づけるように、彼の愛したその場所をできる限り応援したいとまた気持ちを新たに自担に向き合わせてくれた。
最後までたくさんのものをありがとう。
彼の青春時代を少しでも見ることができたことが幸福でした。
 
金内柊真くんの未来に光りあれ。

*1:もちろん過去に例外はあり、卒業を発表した者もいる