わたしとかみさま

アイドルは夢と希望、ときどき、現実

関西ジャニーズJr. 『春休みスペシャルShow 2015』

今年の春松竹は、本当にすごく楽しかった。
初日2部と30日の2公演を見に行かせてもらい、去年に比べると行った公演数は少なかったが充実感で言うと今年のほうが強い。

ロキノン育ち(笑)の身としては今回のセトリはファンサ曲が少なくパフォーマンスに特化していて、一緒にC&Rをしたり、こぶしをあげたりが性にあっていたからかもしれない。
ファンサ曲の少なさについては賛否両論あると思うが、私はファンサよりも踊って歌っている姿を見たい欲が強いタイプのファンなので今回はそういった楽曲が多く楽しめたし、『NEXT STAGE』『Be cool』などの最近セトリに組み込まれなかった関西Jr.の楽曲が復活したのもかなり熱い内容だった。
『NEXT STAGE』の演出はとても凝っていてSTAR WARSライトセーバーのような装置と指先が光る手袋を使用した光の演出はジャニーズWESTの“なにわともわれありがとう”公演の『Criminal』、関ジャニ∞の“EIGHT×EIGHTER”公演の『Fight of the eight』や去年の冬松竹の永瀬廉くんのソロ『SMACK』の演出がイメージに近いと思うが、やはりライトを駆使した演出は近未来感がありワクワクさせられてとても良かった。
『Be Cool』は『NEXT STAGE』とは対照的に演出というよりはパフォーマンスとダンスで魅せるシンプルな潔さがとても良かった。冬松竹の関西メドレーで披露された『Explocion』に近いものだったが、前回よりも全体のダンスが揃っていて見ごたえがあった。
30日のこの楽曲で永瀬くんが早着替えに苦戦したのか、シャツのボタンがはだけたまま中途半端に2つくらい留まっていた)で思わず心の中で「ラッキースケベ!*1」とガッツポーズを決めてしまったハプニングがあった。ソロパートが終わった後など移動のタイミングでボタンを直す姿がとても可愛らしかった。こういうハプニングも生のいいところだなと思う。

全体的に永瀬くんのダンススキルは向上がしていて、手の位置が低いなどまだまだ伸び代はあるものの目立った振り遅れがなくなっていて見栄えするダンスに変わっていた気がする。公演中になにわ皇子3人で並ぶ瞬間もあったが、結成時のパフォーマンスに比べると随分みんな無骨なダンスになったなという印象と可能性を感じた。
演出面では小道具を多く使用していたりコスプレやフライング等彼らのやりたい事がつまっていたのも面白かった。小道具の使用は冬松竹の『スシ食いネェ!』が好評だったのを汲んで行われたのだろうかと推測しているが、次から次にいろんな物がでてくるビックリ箱的な演出は「ジャニーズ」のコンサートを見ていると感じることができるので続けていってほしい。
それに加えて今回はC&Rが多かったのも楽しかった。特に『JUMBO』は流石ジャニーズ唯一のロックバンド・TOKIOの楽曲とあり、コンサートのC&Rよりはライブ感のあるもので、会場の一体感含め、今回の楽曲MVPを選ぶなら間違いなく私はこの曲を選ぶ。C&Rも初日は少なかったが30日にはかなり歓声が大きくなっていて数日間の彼らの努力がわかりやすく反映されていた。
C&Rは好き嫌いが分かれるパフォーマンスではあるが、会場の一体とライブ感があり個人的にはテンションがあがるのでC&R曲がセトリに今後も1曲含まれていてくれたら嬉しい限りである。
C&Rで言えばPerfumeのC&R(PTAコーナー)が面白く、可愛らしさもあるのでぜひああいうC&Rを見たい。あと昔、贔屓にしていたバンドが各地域のCM曲でC&Rをしているのも面白かった。オリジナリティを追求できるジャンルでもあると思うので関西ジャニーズJr.の中にC&R名人(煽り上手)が生まれるといいなと未来に期待。

ソロ曲やユニット曲もふり幅があり、永瀬くんは『CRAZY MY DREAM』でフライング、『One Love』ではストーリー性のある演出と、ソロでの表現力も去年に比べるとかなり上がっていて、1年前の春松竹までに永瀬くんが歌ってきたソロ曲は似たような系統の曲ばかりで、もちろん雰囲気に合っているしそれはそれで好きだったけど冬松竹くらいからは楽曲の幅が広がっていろんな一面が見れるのが本当に楽しくて嬉しい。こういうのも似合うんだな~っていう発見が毎回できる。表現力に関してはいろんな人とパフォーマンスするようになっていろんな舞台を経験しての経験値がすごく活かされているんだろう。歌はもともと上手だと思うけど声の出し方とか抑揚とかでいくらでも幅が広がりそうなので今年も本当に楽しみ。
文一くんの『愛・革命』と龍太くんの『フルスイング』はTHE・関西という演出がハマる2人ならではの魅力が堪能できた。
大西くん、西畑くんのソロ曲は以前に披露した楽曲であるものの、その当時より二人とも格段にスキル向上をしているので見ごたえがかなりがっていたし、フレッシュジュニアを引きつれ、彼らのパブリックイメージである“可愛らしさ”が活かされた設計が最高だった。
とくに西畑くんが2013年の冬松竹ぶりに披露した『秘密』はあの頃よりも西畑くんらしさを感じられて(以前は二宮くんの完コピだったので)、同じ楽曲を月日を寝かせて見るのもまたオツだな~~~~と思ったので、定期的にリバイバルしてほしい。
ユニット曲は今回もかねこじが魅せてくれたなという印象でした。冬松竹に引き続きシブがき隊からの楽曲チョイス。『NAI NAI 16』は後半にはいった「こーじ!」「とーま!」の掛け声も楽曲にあっていたし、衣装も80'sアイドルを意識していて、彼らのどこまでも曲の世界観を追求していくパフォーマンスがほんとうに大好き。

あと、松竹座のコンサートで毎年楽しみにしているのがギャンスタ(玄人)メンバーのパフォーマンスである。
真鳥くんが構成・振り付けを担当した『Sorry Sorry Love』は今回も期待以上だった。とにかく「かっこいい」と言いたくなるダンスパフォーマンスは東のSnow manやTravisJapanを彷彿とさせる。
本当にこの7人は今の位置にしておくのが惜しいし、毎回パフォーマンス時間は限られていて1曲フルで聴くこともできないのがものすごく歯がゆい。春以降の舞台で彼らの活躍が今より見れるように期待している。できれば1公演で3曲くらいは見たい。構成・振り付けをメンバーがする場合、どのグループでも失敗がないように思うけど(メンバーの個性を把握したうえで、偏りがない)、本当真鳥くんの考える構成と振りが好きだ。
『Sorry Sorry Love』ではメンバーの背中を階段のようにして上ってくパフォーマンスがかっこよすぎた…。まいジャニメンバーとはまた違った鍛え抜かれたスキルにはほんとう惚れ惚れする。ギャンスタ(玄人)といえば丈くん、リチャード、龍太くんの漫才のクオリティの高さにも毎回驚く。最近はダンススクエアに7人揃って登場したりと、勢いでてきたのでもっといろんな場所で見れたら。いっそ単独コンサート見たい。


今年も本当に素敵な時間をありがとうございました!!

*1:少年漫画によくある不可抗力によるパンチラ等の嬉し恥ずかしハプニングの意